超高透明シリコーンは熱に強く透明なだけではなく、ご覧いただくように柔らかいという特性を持っています。
そのためガラスの代替品としてグラスなどに使用した際に、落としても割れない安全なグラスを作ることができます。
プラスチックのコップでは品質感に欠ける、でもガラスのコップでは危険。そのような用途でも安心にご利用になれます。

LSRで製作した 「超高透明おちょこ」
ガラスに比肩する透明度を“超”高透明なシリコーン
ガラス(98%)>超高透明シリコーン(94%)>アクリル(93%)
と、ガラスに遜色ない透明度を持っています。
透明材料の比較

物性値はモメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズの引用です。表中のデータは試験値であり、 規格値ではありません
もちろんシリコーンゴムの特性として熱に強く、人体に無害。これからますます拡大するフレイル市場(高齢者・要介護者市場)でも注目の素材です。

他にも、熱伝導性が低いためシリコーンのグラスは水滴がつきにくく、また保温・保冷性でもガラス製品に比べて優位性があります。
硬度もラインナップがあるので、介護現場、アウトドア、一般飲食店など、ニーズに合わせて最適な硬度に調整することで、さらに用途は広がるでしょう。
食器だけでなく、これまでガラスやアクリルが使用されていたさまざまな場面で、より安全・安心な素材として利用拡大が期待されています。
アイデア次第で何にでも姿を変える魔法の素材、シリコーンが、またひとつ新しい特性、“超” 高透明を手にしました。
ぜひ、「こんなことができたらいいな」というお声を、お気軽にお聞かせください。