シリコーンオイルの特徴

公開日 2024.01.18
シリコーンオイルの特徴

シリコーンオイルは基本的に無色透明な液体です。水のようにサラサラしてものから、水あめのようにトロッとしたものまで数多くあります。性質は耐熱性、耐寒性、電気特性、耐水性、耐薬品性などがあります。また、離型性、撥水性、消泡性といった一般の合成油などにみられない特性も兼ね備えています。

今回はそんなシリコーンオイルの特徴について解説します。

結合エネルギーが強い

シリコーンオイルは結合エネルギーが非常に強く、容易に切断させることはありません。そのため、シリコンオイルは耐熱性、耐候性に優れているほか、化学的にも極めて安定です。

また、温度変化による粘度の変化量も小さいことも特徴の一つ。表面張力が水や一般的な合成油に比べて非常に小さいです。様々な物質の表面でシリコーンオイルは弾かれずに広がることが可能です。

結合エネルギーのイメージ図

安全性が高い

シリコンオイルは生理的に不活性な物質です。皮膚への刺激性や眼刺激性、急性毒性はほぼ無く、大量に摂取しない限り無害です。

ただし、空気雰囲気において150℃以上の高温で加熱した場合、有害なホルムアルデヒトが微量生じる可能性があります。そのため、取扱の際は十分な換気が必要です。シリコンオイルは高温でも安定な物質ですが、一部は消防法の指定可燃物(可燃性液体類)に該当する物質です。該当する物質は法律に従って適切な量、保管条件のもとで管理することが求められます。

肌に優しい

用途

シリコンオイル(シリコーンオイル)は電気絶縁油や潤滑油、防振油のような製造に用いられます。他にも工業用や化粧品や消泡剤であったり、繊維やガラスなどの撥水処理にも用いられます。また、化学構造や粘度が異なるいくつかのシリコンオイルが販売されており、用途に応じて使い分けられます。化学的に安定しており、金属や他の化合物に対して反応します。腐食することもほとんど無いた、め幅広い材料に使うことが可能です。

繊維

まとめ

シリコーンオイルはこれらの特徴を活かして、幅広い分野で使われています。

シリコーンテクノはシリコーンゴムをコア事業とし、各種精密部品を製造・販売しています。耐熱性の特性を活かした、自動車用の重要精密部品の製造実績もございます。

長年培ってきた経験と技術を基に高精度の精密シリコーンゴムをお届けします。シリコーンに関することならなんでも、お気軽にご相談ください。


【参考文献】
Metoree https://metoree.com/

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