家庭用冷凍庫で透明氷が作れるシリコーン製氷器

公開日 2022.12.26

家庭用冷凍庫で作った氷は白く濁り、バーで提供されるような美しい透明な氷にはなりません。これは製氷器の中で水が外側から凍っていくため、空気などの不純物が閉じ込められたまま凍ってしまうことが原因です。

しかし、不純物の逃げ道を確保しながら凍らせることで、透明な氷を家庭でも作ることができるのです。

特許技術により、家庭用冷凍庫で透明な氷を簡単に作る事が可能になりました

シリコーンテクノは、株式会社 PLANETAL DESIGN（所在地：東京都青梅市、代表：澤田克樹）が独自の特許技術により新規に開発した、ご家庭で様々な形の透明氷を製氷できる製氷器「ice drops」と、「ice drops 交換用モールド Fuji」の製造を開始いたしました。

「ice drops」は、美しく雑味の少ない透明氷を「より簡単」に、「より多くのシーン」で楽しんでいただくために新規開発された、ハイエンドな家庭用の透明氷製氷器です。

気の利いたバーがオン・ザ・ロックを球体に削った氷で提供するシーンをご覧になったことはありませんか。

透明球の氷は見た目に美しいだけではなく、氷の体積に対してもっとも表面積が小さい形状ですので、ウイスキーを長時間薄めずに冷たいまま楽しむことができるのです。

バーで提供される透明球の氷は、熟練のバーテンダーがアイスピックによって一つずつ削り出しています。この透明球の氷を、ご家庭の冷凍庫で手軽に作ることができるようになりました。

また、見た目にも美しいキューブダイヤ型の氷も作れます。

ウイスキーや焼酎のロックには透明球を。そしてハイボールやアイスコーヒー、ジュースにはキューブダイヤを。2つの異なる形状の透明な氷を同時に作ることが可能です。

ice dropsは別売のモールドを交換することで、さらに様々な形状の透明氷を作ることができます。モールド第一弾は富士山氷をリリース。

ウイスキーや焼酎のオン・ザ・ロックもちろん、冷麦など夏の食卓を涼しげに彩ります。

12月下旬よりAmazon.co.jpで販売開始予定

モノトーン・ミニマルにデザインされたケースの中には、高度な設計が施されたパーツが収容されています。

熱流体を考慮した２層の空気断熱層により水が凍る向きをコントロールすることで、先に凍るモールド内の透明な氷と、後に凍るミネラルを多く含んだ氷とを分離します。

（冷凍条件や水に含まれるミネラル量等により、透明氷側にも若干の白濁が残る場合があります）

0.1mm 単位で調整されたパッキン部を備えるシリコーンゴム製のパーツを2つ合わせる事で、注水時には水を漏らさず、製氷後は2つに分かれる事で氷の取り出し易さに寄与します。

これは、高精度な日本製パーツを全部品に採用する事により実現しています。

また、すべての氷を取り出すことができるため、すぐに次の製氷を始めることができます。

透明氷の形状を安定させるために、シリコーンゴムの可撓性（やわらかさ）を生かして氷の膨張に合わせて膨らむ「逃げ」の部分を設けています。

水圧では膨らまず、凍結膨張時の圧力でのみ膨らむようにスペースや厚み等が設計されています。

氷の膨張圧を逃がすことは、ケースからの取り出し易さにも寄与します。

ほかにも、シリコーンテクノでは高度な設計ノウハウ、金型製造、試作品製作、製品製造技術をもって、お客様のアイデアをカタチにいたします。

シリコーンに関することならなんでも、お気軽にご相談ください。