シャンプーに入っているシリコーンの効果

公開日 2023.10.13
シャンプーに入っているシリコーンの効果

少し前に「ノンシリコーンシャンプー」が流行りました。 こちらは名前の通り、シリコーンが入っていないシャンプーになります。 通常、シャンプーにはシリコーンが入っています。 今回はそんなシャンプーに入っているシリコーンについて説明します。

シリコーンについておさらい

シリコーンは、酸素とケイ素と有機基からなる有機化合物でです。
熱や光に強く、柔軟性があります。他にも通気性が高いなど、さまざまな特長をもっています。
とても安全な素材のため、日用品や食品、工業や医療の分野などで幅広く活用されていると以前ご紹介しました。
実は、シリコーンには、髪のキューティクルを守り、きしまない髪に近づけてくれる効果もあるんです。

シリコーン入りシャンプーの効果

シャンプーやコンディショナーに配合されているシリコーンは、洗髪中に毛髪のきしみを抑える効果があります。また、すすぎの際に指通りをなめらかにし、洗髪時の毛髪ダメージを軽減させます。
シリコーンによって摩擦が減り、なめらかな仕上がりを実現することができるのです。
さらに、シリコーンは髪につやを与える効果にも優れているため、多くのコンディショナーにはシリコーンが配合されています。
シリコーン配合のヘアケア製品を使用することで、ダメージを受けてパサついた髪にも美しい艶をよみがえらせることができます。

ノンシリコーンシャンプーの効果

ノンシリコンシャンプーは、キューティクルをコーティングするシリコンが含まれていないので、その分サラサラとした軽い仕上がりになるといわれています。
また、細かな泡立ちで、さっぱりとした感触が得られるという特長もあります。
そのため、髪の毛がぺたんとしてしまう女性や、髪が細くボリューム不足に悩んでいる女性に
ノンシリコンシャンプーが好まれる傾向があります。

どっちがいいの?

シリコーンがキューティクルをコーティングすると聞くと、「髪への成分浸透を妨げてしまうのでは?」と不安を抱く方もいるかもしれません。
しかし、シリコーンが毛穴を詰まらせたり、髪や地肌にも悪影響を及ぼしたりすることはありません。
髪のキューティクルを守り、きしまない髪にしてくれる成分です。
そのため、シャンプー選びの際は髪への成分浸透の心配は不要です。
髪のパサつきを抑えたい方はシリコーン入り、ふんわりと軽やかに仕上げたい方はノンシリコーンを選ぶのがよいでしょう。

まとめ

シリコーンの特長や効果を理解し、その上で好みに合わせて最適な商品を選ぶのがおすすめです。
自分のなりたい髪に合わせて、「シリコーン入り」「ノンシリコーン」を選んでみてはいかがでしょうか?


【参考文献】
LUX https://www.lux.co.jp/
資生堂 https://www.shiseido.co.jp/

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